午後3時。営業部のEさんは、うんざりした表情で電話を耳に当てていた。
「はい、申し訳ありません。それは〇〇の設定が…あ、少々お待ちください…」
デスクの上は書類の山。PCの画面には未返信のメールがずらりと並び、電話の着信が鳴り止まない。1日に50件を超える問い合わせ対応。クレームから製品の使い方、契約内容の確認まで、全て一人で捌いていた。
「お問合せ対応、大変すぎる…」
気づけば外は真っ暗。時計はすでに午後9時を回っていた。オフィスに残っているのはEさんだけ。彼は額に手を当て、重くなった頭を抱えた。
「このままじゃ、本来やるべき業務が全く進まない…」
そんな時だった。IT部門の後輩・Sさんが、そっと声をかけてきた。
「Eさん、AIメンター…試してみませんか?」
「AIメンター?」
Sさんが紹介したのは、社内の問い合わせ対応をAIが肩代わりしてくれる新しい仕組みだった。kintoneのアプリに問合せ用の入力項目を設け、社員が質問を入力すると自動で回答が返ってくる。AIに覚えさせる内容の選択迄できるので安心だ。
「うちの問い合わせ内容、AIで対応できるのか?」
「できます。むしろ、そういう定型的な内容こそAIの得意分野です。しかも学習させれば、もっと賢くなりますよ」
最初は半信半疑だったが、背に腹はかえられなかった。EさんはAIメンターの導入に踏み切った。
それから数週間後――
「Eさん、最近なんか元気じゃないですか?」
同僚の一言に、Eさんはにっこり笑った。
「問い合わせ?今はAIメンターが全部さばいてくれてる。俺は今、やっと本来の仕事に集中できるようになったよ」
社員はAIメンターで不明点を自己解決するようになったので、複雑な内容だけをEさんが対応すればいい。
「AIなのに、まるで秘書みたいだな…」
Eさんの目に輝きが戻った。残業は減り、週末は家族と過ごせる時間も増えた。なにより、心の余裕が生まれたことが一番大きい。AIメンターは、ただのツールではなかった。それはEさんに「時間」と「集中力」と、そして「自信」を取り戻させてくれる相棒だったのだ。
今日も彼は、デスクに座りながら微笑む。
「ありがとう、AIメンター。おかげで、やっと自分の仕事ができるよ」
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