オフィスの一角、営業部の若手社員・さやかの声がピンと張り詰めた空気を裂いた。彼女は苛立ちを隠せなかった。デスクの上には未承認のりんぎ資料が山積みになっていた。承認待ちのまま、時間だけが過ぎていく――。
「部長の決裁がまだなの。これ、今日中に先方に出したいんです」
隣の席の同僚たちは気まずそうに視線を交わすが、誰も口を挟めなかった。全員が心の中では同じことを思っていた。「決裁が遅いせいで、現場が止まっている」。
そこへ、まるでその空気を読まずに部長・谷川がのんびりと戻ってきた。グレーのスーツにネイビーのネクタイ、60代手前の彼は、いかにも“昭和の男”という風貌だった。
「……まあ、外出が多いから仕方ないよ」
彼は資料をちらりとも見ず、コートを脱ぎながらそう言った。
「外出してるから、押印できない。それだけの話だ」
さやかの目が鋭く光った。
「その“だけ”で、私たちの時間が無駄になってるんです。どうにかしてください!」
谷川部長は体裁悪そうに、目を伏せた。
⸻
数日後――
会議室に集まったチームの面々が、驚きと困惑の混じった表情でモニターを見つめていた。そこにはTeams内で使えるりんぎツールが映し出されている。谷川部長が言った。
「……これを押せばいいんだな?」
彼の指が画面上の承認ボタンをクリックした。
「はい、承認、完了っと!」
その瞬間、会議室がざわめいた。
「うそ……本当に部長がリモートでハンコ押せた」
「すげぇ、決裁終わった……!」
「これで、部長が外出先でも決裁できるぞ。お客様へ見積書や提案書などをすぐ送れるようになる。スピード感ある対応が出来、信頼獲得に繋がるぞ!」
ざわめきはやがて歓声に変わり、拍手が沸き起こった。さやかは目を見開き、そして思わず笑みを浮かべた。
少し照れくさそうに笑う谷川部長がはにかみながら言った。
「まあ、若いやつに言われて、古いやり方を変えるのも悪くないな」
さやかは一歩、前へ出た。
「部長、ありがとうございます!」
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その日の午後、Teamsには一枚の社内告知コメントが投稿された。
「意思決定スピードアップ!」
そこには、Teams内で使えるりんぎツールでりんぎを決裁している谷川部長の写真と、笑顔のチームメンバーたちの姿が写っていた。もう紙のりんぎには戻らないと誰もが思った。
――あの日、一つのクリックが、チームの未来を変えた。
そのTeams内で使えるりんぎツール「りんぎforTeams」は、ただのデジタルツールじゃない。
それは、変わる勇気と、前に進む力の象徴だったのだ。
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